サバの姿寿司
見た目も豪快な姿寿司
2008年12月10日更新
高知の名物といえば『カツオのたたき』、『皿鉢(さわち)料理』などが有名ですが、『サバの姿寿司』も捨てがたい名物です。
我が家では、年に数回四国の僕の実家に帰ります。
大抵、その行き帰りに讃岐うどんを食べに行くのが恒例となっています。
じゃあ、実家に帰る目的はと言うと、2〜3度に1度は、高知に行って、『サバの姿寿司』や『カツオのたたき』を買いに行く為といっても過言ではありません。
『サバの姿寿司』とは、サバを丸ごと一尾背開きにしたものを、ゆずの香りをつけた酢で締めて、寿司飯を詰めたお寿司です。
高知では、普通に家庭で作られ食べられているものなのだそうです。
関西でよくある『バッテラ』は3枚におろしたサバの身を箱寿司にした見た目上品な押し寿司ですが、高知の『サバの姿寿司』はサバの頭の先から尻尾まで丸ごと一尾と言う豪快さが魅力です。
高知の日曜朝市などでもよく見かけますが、我が家では、中土佐のあるお店に懇意にして戴いて、そのお店でいつも買っています。
地元の人達が『ちょぼ漬け』と呼んでいる、まだ酢に浸かりきっていない新鮮なサバ寿司で、サバの刺身と寿司の味わいの両方が一度に楽しめます。
時間が経つと、次第に酢がまわって味が変わっていきます。
ただ、なかなか浸かり具合のタイミングを合わせるのが大変で、いつもいつも美味しいサバ寿司にありつけるとは限らないのです。
また、サバの身の脂ののり具合や、酢の加減で味が変わる事があります。
一度なんか、ご主人が「今日のは塩が抜けんかったきに・・・・」と代金を受け取って貰えず、困り果てた事もありました。
我が家での、このサバ寿司の人気は絶大で、娘は学校で高知の名物はとの質問に、自信を持って『サバ!』と答えたそうです。
う〜ん・・・・!
決して間違いじゃないけど、世間一般には『カツオ』なんだよねぇ・・・・。